Let's call a spade a spade.

”成熟したオタク”を模索しています。

薄い

 音楽に関しまして書斎派か現場派って区別がありますけども、僕は書斎派です。フェスに行ってウェーイていう人ではないね。しかし、完全在宅というわけでもなく、年に20回くらいはライブハウス等に足を運んでいます。思いっきり地蔵っすけどね。湧くことはあんまりないな。

 音楽、特にアイドルに興味がない人にとっては、年に20回もライブを見るなら書斎派じゃないんじゃないの?と疑問を持つかもしれませんが、現場派ってのは桁が違います。例えばですね、AKBのサイトをご覧になっていただきますと、劇場ってタブがありまして、100回観劇したファンが載ってるMVPって項目が確認できるかと思います。ちなみに、AKB劇場は2005年の12月8日にスタートです。で、一番最初に名前が載ってるMVPの日付は2006年4月8日です。どういうことなの?と思われるかもしれませんが、これが現場派です。人生をアイドルの現場に費やしてますね。

 ところで。僕もたまに地下アイドルの現場に行きます。行って思うんですが、ファン100人いたら、50人はメタボなんですよ。しかも、服装がひどい。ひどすぎる。さらに臭い。アルコール入れたりすると、臭さ倍増。アイドルに関心を持つのは疑似恋愛と言われるのだから、身体を鍛えて靴を磨いて理髪屋にこまめに行って身だしなみを整えてユニクロで服を買って、そうやってパリッとした自分で握手会にいけばいいんじゃないのか。なぜ、あいつらはダサいのか。なぜだ。

 話は変わるんですけど、先日、久しぶりに大学時代の友人と酒を飲んだんですよ。宴もたけなわのところで、常日頃で疑問に思っていた前段のことをアジェンダ設定してみたんですね。そしたら、友人の意見は、「そりゃお前、あいつらは能力値的に一度に一つのことしか関心を持てないんだよ。アイドルが好きだったら、アイドルだけ。もし筋トレに興味を持ったら、アイドルはすっぱり捨てて、筋トレだけになるに違いないよ。アイドルに関心が全部で、風呂に入るのも忘れるんだよ。オタクってそういうもんじゃねーの」と。

 さらに矛先は僕に向きまして、「お前は自分がオタクだとか言うけど、月曜日は筋トレで火曜日は読書で水曜日はアイドル活動でって、そんなバランスのとれた生き方をしてる奴はオタクじゃねーんじゃねーの。人生が壊れてるやつがオタクだろ? お前は多趣味なだけなんだよ。その薄さをなんとなく感じているから、ゲームならエロいやつ、音楽ならボカロとか地下アイドル、そんな風にバランスをとって、濃いコンテンツに手を出して、オタクである自分を保ってるんじゃないの?」とぐうの音も出ないくらい論破されてしまいました。むぅ。

 まあ、僕がオタクかどうかはどうでもいいと言えばいいのですが、一つのことだけを突き詰めるタイプではないのは確かですので、このブログも対象があっちに行ったりこっちに来たりするかと思います。そんな風味ですけど、暇があれば書いていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。