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”成熟したオタク”を模索しています。

服を着たマネキン

 昨日のブログでは、僕が男性ファッション雑誌に求めているのは、カタログの機能ですって話をしました。では、雑誌に男性モデルは不要なのか、服が羅列してあればいいのか、編集者が気を使うべきなのは色味だけなのか。否です。今日はそんな話をしたいと思います。

 不思議なんですが、「このパンツを買おうかなー」と僕が思ったりするのは、モデルが着用してる写真を見たときです。衣服のみの写真では購買意欲はあまりわいてこない。皆さんはどうですか? ドレスとカジュアルのバランスで有名なファッションブロガーが人気なのも、本人の着用写真があるからではないかと思うんですが、どうでしょう? 買う気にさせる何かがあるんじゃないかな。

 今月のメンズジョーカーだったと記憶してるんですが、色々な体型の読者モデルを集めてTシャツを着せていて、ああいうのは良いですね。実に参考になります。メンズジョーカーに載ってる服は僕の嗜好とは少しずれてるので実際に購入はしてないですけど、買い物意欲は刺激されました。ネットでもそうなんですけど、着用写真がないとどうも買う気になりませんね。なんでなんでしょうね。ZOZOTOWNが着用写真に熱心で、WEARも使って写真から購入への導線を作ってるのを考慮しますと、僕の同様の方は多いのでしょう。

 リアル店舗だと、ディスプレイを参考にすることはあるけれど、店員の服装で買うものを決めたりはしないので、不思議な感じです。まあ、リアル店舗では試着があるってのはありますけどね。自分が着用してる姿を見るのが一番テンション上がって購入意欲がわくのは間違いないでしょう。そう考えると、ネットで服を買うときは、他人の着用写真を眺めつつ、脳内で自分の着用姿をイメージしてるってことなのかな。あんまり意識したことはないけれど、そういうものなのかもしれません。

 そういう風味で、服が並んでるだけの雑誌では読者に購入意思を持たせるのが難しいので、男性モデルも必要なのかもって話でした。